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佐久市前山 高尾A遺跡 現地説明会のお知らせ [考古情報]

長野県埋蔵文化財センター 遺跡説明会のお知らせ

 中部横断道路建設に伴い現在、発掘調査を進めています、
佐久市前山の高尾A遺跡で遺跡説明会があります。

日時:平成23年6月26日(日) 午前10時~午後3時まで(雨天中止)
場所:佐久市前山 高尾A遺跡
みどころ:○約3万年前の旧石器時代の石器の出土状況
     ○鋭い刃を持つ黒曜石製の石器(貝殻状刃器)
07 高尾A遺跡案内図.jpg

長野県埋蔵文化財センター速報展「長野県の遺跡発掘2011」 [考古情報]

長野県埋蔵文化財センターでは平成22(2010)年度に行った遺跡の発掘調査・整理の成果をいち早く公開する速報展を開催します。

会場:長野県立歴史館企画展示室   
会期:3月12日(土)~5月15日(日) 

200点余もの土偶がみつかった縄文時代中期の大集落である中野市千田遺跡の他、19遺跡の展示をします。ちなみにこれは県内では松本市エリ穴遺跡(縄文時代後期~晩期)の360点余に次ぐ出土数です。
佐久の遺跡では、弥生時代の墓に供えた赤い土器が出土した佐久市北裏遺跡群、西近津遺跡群や、また中世寺院の風景を色濃く残す五輪塔や木製祭祀具が出土した佐久市地家遺跡をはじめ、佐久市近津遺跡群、西東山遺跡、上滝・中滝・下滝遺跡、佐久穂町小山寺窪遺跡、奥日影遺跡、馬越下遺跡という全体の約半分にあたる9遺跡からの新発見資料を多数展示いたします。
イベント
1.遺跡調査報告会 3月19日(土) 10:00~12:00 長野県立歴史館講堂(入場無料)
    ①弥生から古墳のいのり(佐久市北裏遺跡群)
    ②中世寺院の風景(佐久市地家遺跡)
    ③中世の街道と門前集落(千曲市東條遺跡)
    ④遺跡トーク
2.講演会  4月24日(日)14:00~15:30 長野県立歴史館講堂(入場無料)
演題:「土偶とは何か(仮題)」 講師:小林達雄氏(國學院大學名誉教授)
   調査報告(講演前)  縄文大集落と土偶(中野市千田遺跡)13:30~14:00 
3.ギャラリートーク 3月13日(日)・4月9日(土)・5月8日(日)13:30~
埋蔵文化財センター職員による展示解説を行います。 

詳しくは、長野県埋蔵文化財センターのホームページをごらんください。
http://maibun.naganoblog.jp/c16123.html

佐久市北裏遺跡の現地説明会 [考古情報]

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長野県埋蔵文化財センターでは現在、中部横断自動車道建設工事に伴う発掘調査を佐久市・佐久穂町で行っていますが、6月19日(土)には佐久市の北裏遺跡群(伴野)と上滝・中滝・下滝遺跡(湯原)で現地説明会が開かれます。
北裏遺跡群のみどころ 【写真】
・ 様々な形態の弥生時代の墓跡(礫床木棺墓、方形周溝墓、円形周溝墓)
・ 弥生時代・平安時代の竪穴住居跡群
・ 弥土土器及び弥生時代の石器
・ 平安時代の土器(土師器、須恵器)
 上滝・中滝・下滝遺跡のみどころ
・ 古墳時代・平安時代の竪穴住居跡群
・ 平安時代の溝
・ 平安時代の土器(土師器、須恵器、灰釉陶器、緑釉陶器)
 両遺跡とも興味深い調査知見が得られていますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
 ■場所は、長野県埋蔵文化財センターのホームページで近々ご案内が出ます。
 
 なお、6月26日(土)には佐久穂町馬越下遺跡でも現地説明会が開かれます。詳細はまたお知らせします。
 
                                 しゃれこま

北相木村「ノンコ岩1岩陰遺跡」の発掘調査 [考古情報]

本年も首都大学東京(山田昌久教授)と総合研究大学院大学を中心に、北相木村の国史跡栃原岩陰遺跡に程近い、ノンコ岩1岩陰遺跡の発掘調査を下記の通り行うこととなりました。
 遺跡は国史跡栃原岩陰遺跡の北東に位置し、昨年は動物骨の小片や微細な植物遺存体が見つかっていますが、今年は人工遺物の発見を目指します。
 期間中、見学等も可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。

● 日 程  9月15日~9月24日(15・24日は移動日)
● 場 所  発掘調査 長野県南佐久郡北相木村栃原地区「ノンコ岩1岩陰遺跡」            土壌の洗浄・顕微鏡観察 北相木村スポーツ施設「グリーンドーム」
● 問い合せ 北相木村教育委員会  
● 担 当  藤森英二(0267-77-2111)---北相木村教育委員会

講座 考古学が語る佐久の古代史 [考古情報]

考古学が語る佐久の古代史の講座が開催中です!

佐久考古学会と浅間縄文ミュージアムの共催
お申込みは浅間縄文ミュージアムに。電話:0267-32-8922 jomon@mx2.avis.ne.jp
全講座あわせて受講料1000円、でれない講座の場合は当日資料をお送りします。

8月 2日(日) 1:30~3:00 縄文時代   「森に生かされた日々」 藤森英二

9月19日(土) 10:30~11:30 弥生時代 「高冷地の稲作に挑む」 小山岳夫

10月17日(土) 1:30~3:00 古墳時代 「絶対的支配者の不在」 冨沢一明

11月 8日(日) 1:30~3:00 奈良・平安時代「信濃国佐久郡の暮らし」 桜井秀雄

12月 6日(日) 1:30~3:00 中世 「道沿いに連なる村々と館」 森泉かよ子

講  師 ( 日程、講師は、変更になることもあります。変更の場合、申込者にお知らせします。)
桜井秀雄(長野県埋蔵文化財センター)・藤森英二(北相木村考古博物館)・小山岳夫(御代田町)・冨沢一明(佐久市教育委員会)・森泉かよ子(佐久市教育委員会)
※ 旧石器時代の講座は、7/5に終了しました。

原田昌幸先生の講演会開催 ! [考古情報]

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 6月14日(日)、佐久考古学会と浅間縄文ミュージアムの共催で、
 講演会「土偶にみるまつり」が行われました。

 講師は、土偶研究の第一人者である文化庁の原田昌幸主任文化財調査官です。
 しかも御祖父が御代田町小田井のご出身であるという佐久とも深い縁のある先生です。

 1万年以上も作られ続けた土偶ですが、最初は家族祭祀の目的で作られ、用いられた呪術具であったものが、のちには集団的祭祀へと変化していったこと、土偶はやはり女性像を形どったものであること、など興味深い話に100名近くの聴衆は引き込まれ続け、あっという間に時間は過ぎていきました。今年、大英博物館で展示される土偶の数々もスライドで紹介してくださり、土偶の魅力を満喫した一日でした。

終了後の懇親会の席上で、原田先生から、土偶が「女性祭祀」であるのに対し、北沢の大石棒をはじめとして石棒が目立つ佐久は「男性祭祀」優位の地域だったのではないか、というお話がありました。

現在の佐久はどうかというと・・・・・縄文時代に思いを馳せる男性会員達でした。

                       by しゃれこま

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